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こころに響くもの |
私は写真を撮るのも好きですし,観るのも好きです.たまに写真展へ行ったりするんですが,技術的にはとても上手いのにいまひとつピンとこない写真があります.そして,逆に下手なんだけどハートにガツンとくる写真もあります. (そんな時,オレにも撮れるかも,と思うのですがなかなか撮れないんです) これは写真に限らず,音楽でも,小説でも,映画でも,漫画でも,その他何でもいえると思います. これは一体なぜなんでしょうか?これについて「共感」というキーワードでもって説明したいと思います. [共感]:人の意見や感情を我が物のように感じること.また,その感情.同感. (角川国語辞典より) 私にとっては,例えば,音楽について考えると,タダ単に演奏,歌唱テクニックだけが上手いミュージシャンは「スゴイ」とは思いますが,聴く方にとっては感動は存在しません.そのミュージシャンのメッセージが伝わってこないのです.自分から遠いところにあるものに共感はできないんですね. それよりかは,音楽的に上手いとはいえないけど,メロディーや歌詞にジーンときたりする曲ってあると思います.私が10代の頃聴いていたブルーハーツがそうでした.あのストレートにハートへガツンとくる歌詞に私はやられてしまいました.私はそこに共感を得ました. 最近の若者でしたら,ゆずとか矢井田瞳とか好きな人がいると思います.彼らの歌詞の題材になっているのはごくごく身近なものばかりです.矢井田瞳は,「人間くさい唄が好き,これからも人間くさい唄を歌っていきたい」とどこかで言っていました. 我々人間は五感によって得られた情報を取り込んで,自分の持っているモノとダブらせることによって,「共感」はできあがってくるのだと思います. 漫画を一生懸命描いているけど,人から暗い奴とか怪しい奴と思われているから自分はモテないんだ,という人がいました. 果たして,そうなんでしょうか?その漫画の中にストレートな「自分くささ」を織り込んで描き続けていけばきっとわかってくれる人ができると思うんです. 「恋愛」と今回取り上げた「共感」とどう結びつくのか,あなたなりに考えてみて下さい.答えが出たら,よかったら本サイトの掲示板に書き込んでみて下さい. 余談ですが,今は観なくなったAVについてです.私は例え,やらせだとわかっていても顔にモザイクのかかった素人・ナンパモノが好きでした.どうもAV女優モノは自分の世界からかけ離れているようで共感できませんでした.きっと,自分の今いる世界とダブらせたかったからなのでしょうね. 戻る/次の項目へ |
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