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私はモテない |
「オレはモテない男だ」「私はモテない女だ」と認めるには少しばかり勇気が必要です. 特に男性に「自分はまったくモテないので,一生ひとりで生きていかなければならないと思うとつらい」という人は多いのですが,本当の意味で自分がモテナイということをわかっている人はいったい何人いるのでしょう. 自分はモテないんです,と言っている反面,自分の中ではおしゃれにも気を遣っているし,顔もそんなに悪くないし,なんでかな?...と思っています. 例えば,何かのテストを受けたとします.しかし,あなたは全く問題が解けません.必死で答案を埋めようとする人,あきらめて白紙で出す人がいると思います.白紙で出す人はいさぎよくていいですね.私だったらなんとか点をもらおうと,必死で答案を埋めようとするでしょう. 例え,必死で答案を埋めるために,いくら自分であれこれと考えて書き込んでも正解にはならないでしょう.精神衛生面からいえば,答えが間違っていようが回答欄を埋めることにより,白紙よりは不安感は和らぐでしょう.しかし,回答欄にラーメンの作り方を書いたところで点はもらえません. これをモテないくんにあてはめると,自分がモテないくんだと認めたくないから,回答欄にラーメンの作り方を書き込むのと同じように,自分がモテない理由を自分のひとりよがりの空想で埋めようとするのです. その空想は「モテないコンプレックス」を作り出すのです.ということは,逆に考えると空想から抜け出すことができれば,そのコンプレックスから開放されるということです. それには自分がモテないことを認める問いかけが必要です. [女の子,男の子から無視られた,自分が人前を通り過ぎたらその人達から笑い声が聞こえた,態度が冷たい,変な目で見られた...等々] ・それが本当だと誰が知っていますか? ---自分ではわからなければ,他人に尋ねるしかない ・それはどうやったらわかりますか? ---それをきちんと人に教えてもらうために自分がどんな努力をしたか ・あなたのその考えはどうやったら証明できますか? ---それを第三者の人に説明して納得してもらえるかどうか ・もしそれが本当ならあなたはどのように困りますか? ---好きな人にそんな態度をとられたらどれくらいイヤなのか 自分がモテないくん(ちゃん)だということを第三者が「それならしょうがないよな」と納得してもらえるくらいに説明できる人はあまりいないと思います.完全に説明できなければ,まだモテる可能性はあるということです. 結局,モテないということを自分が勝手にそう思い込んでいるだけなんですね.なぜモテないんだとウジウジひとりで考えていてもつまりません.まずは,そのひとりよがりの空想から如何にして抜け出そうか,ということを考えてみて下さい. 戻る/次の項目へ |
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