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いいとこ探し

 最近,日記を始めた友人がその日記に興味深いことを書いていました.

 ある日,自宅のポストに某宗教団体の勧誘ビラが入っていたそうです.そこには,こんな事が書かれてありました.

「人の悪い所ばかり指摘する人がいる.そういう人間は,己に悪い所が沢山あるので,人の短所が気になってしょうがない.しかし,人の長所に良く気付く人間もいる.そういう人間は己に長所が沢山ある人間なのだ.」

 友人は妙に感心してしまったそうです.その日記を読んで私も感心しました.

 たまに同じ職場の人間と飲みに行ったりするのですが,その時の話題はきまって人の悪口になります.上司とか同僚の文句ばっかりで,嫌気がさします.
 そんなときに,いままでいい人だなと思っていた人がやり玉に挙げられ,その人の悪いところを聞いてしまうと,その瞬間からいままで持っていた印象が崩れていきます.

 人の悪口を言っている人はそうやって,自分の悪いところを直視する勇気がないものですから,それから逃げるように他人の悪口を言ったりするのではないでしょうか.
正直言いまして私自身,人の悪口を言うこともあります.


 自分よりも他人が劣っていないと気がすまない時期もありました.そのとき私は高校生だったのですが,当然のごとく人間関係はうまくいきませんでした.
 他人よりも劣っていてもいいんです.大切なのはそれを克服しようという一生懸命さではないかと思います.

 自分に余裕がないと人に対して優しくできないですものね.
でも,そのような自分に嫌悪感を感じて,無理して優しくしようとしてもうまくいかないのもこれまた確かです.

 同僚が自分より先に昇進しても素直に「おめでとう」と言える心,大切です.

 世の中に「ねたみ」がなんと多いことか.そのねたみから解放されると随分と楽になると思います.

 他人よりも劣っていてもいいのです.自分の劣っているところを直視できるようになった次の段階で,内面を磨く作業に移ってもいいかなと考えています.
 まず,他人のいいところを探すところから始められてはどうでしょうか?他人のいいところを探すということは,自分が劣っていることを知ることになるので,以外と勇気がいる作業なんですね.

 今度,仲間内で飲むときに人のいいところを話題にして,それを酒の肴に飲んでみたいなと思います.



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