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媚びの失恋論

 私は今まで相手に媚びるようなことはしないで下さいと書いてきました.今回はその「媚びる」ことに関して事例を取り上げて,それについて書かせて頂きます.

 例えば,「ギャル」と呼ばれる若い女性達について.夏になると彼女達はこぞって露出度の高い洋服を身につけます.キャミソールしかり,ミニスカートしかり...よく夏のワイドショー番組とかでナンパスポットを取材した特集みたいなのありますよね,そこに出てくる女性達もギャルなのです.ギャルを細分化するとたくさんのジャンルが存在しますが,ここではごく一般的なギャルについて考えます.

 そのギャル達は露出度の高い洋服を身につけることによって,男性から注目を浴びたいこと思っていそうなことは我々男性から見ても明らかですし,また,女性から見ても「あっ,男に媚びているなこいつ」となるようです.さらに進んで,男性と接するときと女性に接するときでは態度が違うという人もいるようです.こんな女性は同姓から嫌われる要素をたくさん持っています.

 で,その女性達の興味あることといえば,自分を美しくすること,如何にしていい男をゲットするか,簡単にお金を稼ぐ方法等々...

 これといって自分を高めることはしない,また,しようとしても壁にぶち当たったらそこでやめてしまう,というように常に逃げの姿勢になっています.そんなことをしているものですから,彼女達はいつも寂しさにさいなまれているのです.そうこうしているうちに,手軽に楽しめたり,スリルが味わえる方に走るわけです.それで男に走るケースが多々あります.

 つまり趣味は「男」ということになります.彼に楽しませてもらうとか,スリルを味わせてもらうことを期待している,といった彼に依存した恋愛形態をとるようになります.
その手始めにかっこいい男に興味がいくわけです.彼女たちが恋愛経験を重ねるにつれてそれだけじゃないとわかっていくのですが,そこまでたどり着くまでにはずいぶんと時間が必要です.その興味の対象にただ外見がかっこいいだけの中身のない男を選んだりするものですから,振り回されて最後にはいろいろと悩んだりして心がズタズタになってしまうのです.ですから,彼女達自身にもう少し男を見る目があれば苦労は減るのではないかと思います.

 自分が相手に依存した恋愛をしていると気づかない間は,自分にその彼が合わない,彼に飽きたなどの理由で簡単にポイするわけです.ちょうど,テレビゲームのリセットボタンやテレクラで会話相手をチェンジできる"0"ボタン押すのと同じように捉えているのかも知れません.

 最初は媚びるくせに最後は自分のわがままでポイですので我々もたまったものではありません.それとか,彼女と他の男性との浮気が発覚してこちらがボロボロになります.しかし,我々男性も彼女たちと同様に悪いところがあります.それについてはいつか書かせて頂こうと考えています.

 上に書いたことは実はギャルに限らず我々にも十分関わり深い事柄だと思います.あなたの胸に手をおいて自分にそんなところはないかゆっくり考えてみて下さい.

 媚びている状態は本来の自分の姿ではありません.自分を無理に誇張したりするものですからいろいろと問題が生じるわけです.媚びても格好悪いだけですし,よいことはさらさらありません.


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