ここでは私が普段使っているフィルムと印画紙を紹介します. ■フィルム (1)Kodak TX400 (135, 120) シャドウの多いシチュエーションの時は特に印画に力を与えてくれます.PRESTOに比べて,ハイライトが若干飛びやすいです.最近では,こちらの方が購入しやすくなったので,今は私の常用フィルムです. (2)Fuji NEOPAN 400 PRESTO (135, 120) このフィルムは軟調で,しかもミクロファインのような軟調現像液を使用するので,現像途中で感度が低下するということです. この対処法としては,現像時間を延長したり現像液温度を上げてやるか,撮影時の露出を少しオーバーにしてやることです.具体的に私は,ISO400のところを320に下げて撮影しています. また,私はたまに被写体のイメージや撮影場所の光の状態によってISO1600もしくはISO3200まで増感することがあります.これには通常,フジ スーパープロドール(SPD)という増感現像用の現像液が用意されています.しかし私は,フジコレクトール(印画紙用現像液)を1:4位に希釈し,30℃で20〜25分の高温・長時間現像して故意的に粒子を粗くすることがあります.つまり,良好なネガを得る全く逆の現像法をとります. 昔はそのように処理すれば粗粒子ネガが得られていたそうです.しかし,最近のフィルムではなかなか粗粒子ネガが得られないようです.銀の量が減ったから? より粗い粒子を求めるのならISO1600等,超高感度フィルムを増感することです. ■印画紙 多階調の印画紙を使っています.これは印画紙の号数をフィルター交換によって変えることができるという代物です.(00号〜5号まで用意されている) 何種類もの号数紙をそろえなくてもよいので重宝しています.それに,メイン露光を3号,焼き込みを2号でというように同一画面上に異なった種類の号数を組み合わせることができるので表現できるトーンの幅が広がります. 私は通常,3.5号-->5号-->00号と3枚のフィルターを使って焼きます. (1)Oriental New Seagull VC-RP II (六切り) (2)Ilford MGW RC(5M), FB(1K) (六切り) 最近は値段が高騰して手が出ません... Back |