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自分を強いる

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 三代目魚武浜田成夫氏をご存じでしょうか?大塚寧々さんの元旦那さんですね.(ちなみに私は大塚寧々のファンです) 氏は若い頃,高校球児が甲子園を目指すのと同じように,女のコをナンパしたそうです.

 同年代の高校球児が一生懸命ボールを追いかけているんだから,自分もそれくらい気合い入れて何かに一生懸命に取り組んだらどうか,と思ったそうです.それがナンパだったんです.

 まずはまちに出て,「いいな」と思う女のコに片っ端から声をかけることにしました.しかし,なかなか気になるコがいないんですね.よくよく考えたら,男性とカップルで歩いている女のコを対象に見ていなかったことに気がついて,今度はその女のコにも声をかけたそうです.

 私はというと,19〜20歳の頃に大好きだった彼女にフラれて,「モテる男になって見返してやるぞ!!!」ということで自己改造計画を企てました.私は単純な人間なので,まずは,クラブに行ってナンパすることから始めました.

 小心者の性格なので,しらふではとうてい声をかけることはできません.ですから,アルコールを摂取するのです.そうすると少し気が大きくなります.しかし,やっぱり小心癖から抜け出せなくて,一言も声をかけられないまま閉店時間を迎えることが何度もありました.1年間毎週土曜日通い詰めました.開店から閉店までいるんです.そうするうちに顔見知りができていつの間にか話ができるようになりました.

 それに慣れてくると,一晩に必ず女の子の電話番号1個ゲットする,というノルマを自分に課して自分を強いていました.

 その頃は童貞君だったので,ホテルに誘うとかとんでもないことだったのです.そうそう,よく紙とペンをポケットに入れてましたっけ.女のコに教えてもらった電話番号をメモするのに使いました.

 平日はその電話番号に電話してお話をしました.それで会話の仕方を勉強したようなものです.

 モテないくんから脱しようとする人は,ある部分で自分を強いることをしなければ何の解決にもなりません.

 「なぜ,オレはカッコ悪いのか?」「なぜ,オレはモテないのか?」なんて考えている時間が勿体ないのです.それよりかは,
「どうやったらモテるのか?」ということを考えた方がもっと前向きではないでしょうか.

答えははっきりしているんですよ,何かに取り組むだけなんですから.

 自分にはお金もないし,時間もないし,と言い訳する人がいますが,それはタダの逃げです.凄いことをしなくてもいいんです.

 ちょっとした勇気とこだわりを持って門をくぐり抜けるだけなんです.中学とか高校に入学したときに,運動部もしくは文化部に入るために部室へ行けた人でしたら誰にでもできると思います.新しいこと始めましょ.

 せっかく新しいことにチャレンジしても「自分にセンスがないのがわかったからやめた」という人がいます.そのセンスって他人が決めることだと思いますし,短時間で成果は得られません.

 「自分には時間がない」と30歳になる前に結婚しなくてはならないと思いこんでいる人がいますが(実は私もそうです),これは既成概念以外何物でもありません.なぜそう思うのかじっくりと考えてみて下さい.

 入学したばかりの中学1年生が入部するために一人で部室に行くなんて,それは案外勇気がいる行動なんですね.


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